船および船室
まず、船室について。
この写真の円のところが、私たちの部屋。８デッキで、船首側と船尾側の数室だけが、なぜかこのようにでっぱっています。その分、バルコニーが広い。（特に指定したのではなく代理店さんが気を使ってくれたのかな）
中から見ると、こんな具合で広さ十分。ここだと右舷だけでなく、前方もかなりよく見えます。ただ、気をつけないと、覗き込まないでも、お隣のバルコニー内まで見えてしまいます(^_^;)。いずれにせよ、服装はほぼ自由なので、例えばインフォーマルの夜に軽装でデッキに出られないですが、ここならOK。
椅子は、残念ながらこれ以上リクライニングできないのですが、通常のバルコニーだとそれだけのスペースがないので止むを得ないかな(^_^;)。
写真でも分かるように、床はちょっと痛んでいます。手すりの塗装も結構、ボロボロ。何より、ドア（引き戸）が無茶苦茶固くて、開けるのに力が要りました。船内はだいたいは改修されていてピカピカなのですが、特に個室でこういう手抜かりがあるのが惜しい。
室内はこんな感じ。逆向きの写真を忘れましたが、窓際にテーブルとソファ、化粧台があります。ベッドの足元を通るのがちょっと狭い気がしましたが、すぐ慣れました。なお、ここにあるのは手すりなんだろうか(^_^;)。
このベッドは非常に良かったです。広くて、バネが適当で、マクラもフトンもシーツも良く、船では、寝心地最高でした(^_^;)。
ただ、ちょっと気になったのはベッドの向き。確かに自然な向きとも思えますが、船で揺れるのはなんと言ってもローリング。そうすると「寝返り」方向なので、船が揺れると落ちそうなというか安定しない気がするかも。揺り籠やロッキングチェアでは頭と足が交互にあがるように揺れるのが自然というか心地よいと思うわけです。まあ、揺れてみないとよく分かりませんが(^_^;)。
引出しは、大きいのはありませんが、小さいのがたくさんあって、長い旅でもちゃんと整理すれば便利そう。
特にバス関連は、米国風だと思います。いろいろあって、ちゃんと調べませんでした(^_^;)。
唯一困ったことは、化粧台の照明の消し方。説明を書いたものが見つからなかったし、よほどフロントに聞こうかと思いましたが、化粧台の下側の、カーテンに隠れたところにスイッチがあるのを発見しました(^_^;)。
なお、部屋の掃除は、知らなかったのですが、1日2回でした。最後の日に下船前にシーツ交換をしていましたが、もう1回するんだろうか。
続いて、船内で行った、ごく限られたところについて。
船内で、離れた階に行くには、にっぽん丸でついた習慣では、まずエレベータで垂直に移動して、着いてから水平に移動していましたが、飛鳥ではそれでは駄目で、まず、目的地に最寄のエレベータまで客室のデッキを水平に移動してから垂直に移動するのが効果的だということにしばらくしてから気がつきました(^_^;)。そうしないと例えばカジノやプールサイドなど、いろいろ突っ切って移動することになります。また、エレベータによって移動範囲の上限、下限が違うため、適当でないエレベータを使うと階段を使う必要があります。
各デッキを下から一言づつ。
4デッキは通船の乗降時のみ。前のエレベータ使用。
5デッキは、レストラン（フォーシーズン）やフロント（レセプション）くらい。そういえば、ものはためしで聞いてみて、あったので肩凝りの湿布を貰いました(^_^;)。一度、ピアノが聞きたかったです。真ん中のエレベータが適当。
5〜6デッキは吹き抜けがありますが、2デッキ分では、ちょっと寂しい。とはいえ、この構造では止むを得ないかな。
6デッキは、なんというか、ブティックやバー、劇場などが並んだ駅ビルとかのような感覚。船外が見えないところが多いためか、船内という気がしませんでした。
ライブラリは、あまり大きくは無い気がしました。他は、ほとんど行かなかったのでコメント略。ただ、シガーバーの調度はなかなか荘重に見えました。
なお、船室に「飛鳥IIのすべて」というムックが置いてあり、船内を知るのは大変参考になったのですが、売店（ル・ブルー）には、そもそも本類は全然なくて、ちょっと惜しい。でも、なんとか入手しましたが(^_^;)。
7〜10デッキは客室。
ちなみに、自室から船尾に出るとこんな様子。なんか心地よかったです。
7デッキに一周できる「プロムナード」デッキ。440m。部屋の床より1mくらい低いため、部屋を覗かれにくくなっています。とはいえ、窓際だと見えるため、私としては7デッキは遠慮したいです(^_^;)。
ちなみにプロムナードデッキには、何箇所か、灰皿がありました。飛鳥では、スタッフいわく、デッキは（灰皿がなくても？、給油中以外は）禁煙ではないとのこと。（びいなすは、デッキは全面禁煙、携帯灰皿使用禁止(^_^;)）
なお、私はといえば、自室のバルコニーで吸えたため、他のデッキでは吸いませんでしたが(^_^;;)。
11デッキは、真ん中が、プール。
文句無く華やかな雰囲気です。いろいろな時間に泳いでいる（水遊びをしている）人が結構いました。
ちょっと気になったのは、プールの周りなどの床（１２デッキ）が、滑らなくて良い材質なのですが、こういう色で、なんか海の色が負ける(^_^;)。
プールから船尾側が、文字通り、リドのエリア（リドカフェ＆リドガーデン）です。写真は、リドカフェの外側。
プールから前に行くと、パームコート。広くて、見晴らしが良く、もっとも気に入りました。
さらに前がビスタラウンジ。前方が良く見えますが、斜めの柱が多すぎて頭上に圧迫を感じるのと、広い空間がないため、私としてはイマイチな気がしました。（せっかく貴重な喫煙席が少数ながらあるのに(^_^;)）
12デッキは、前方のデッキに花火を見に行った程度。後ろの方は、順に、（パドル）テニスコート（ボールが飛び出さないよう網で囲まれている）、グランドスパ、フィットネスなどがあるのですが、今回は行きませんでした(^_^;)。
ちょっとついでに書くと、にっぽん丸では、エレベータや階段、公室の入口などあちこちに、船内新聞が置いてあり、持ち運ぶ必要が無いのですが、飛鳥では、ほとんどありませんでした。（びいなすは中くらいだったかな） 船内が広いだけに、試行錯誤したくないため、なんとかして欲しいと思いました。
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